yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

恵まれていたと思う

日曜日に 奈良までうどんを食いに行ってきた。昔のうちの会社の外注先で 1台1千万円前後の編み機を10数台入れてやっていたが、海外に生産が移っていく現実を踏まえてうどん屋に鞍替えした人のところだ。元々奈良の農家の出なので国道沿いに田んぼを持っていて、そこに大きな昔風の建物を建てて始めた。今は息子も大学を中退して手伝っているようだ。11時開店で午後3時に一旦閉めて 5時からオープンなので、午後1時に息子といっしょに出発して2時に到着したが、えらい繁盛してて 10人ほどのお待ちであった。 僕はざる蕎麦とカツ丼のセット 息子はカレーうどんと親子丼のセットにとり天とエビ天 天ぷらはもちろんカツも揚げたてでおいしかた

 
ここの主人も息子もラグビー経験者で話がよく合う おかあさん(奥さん)も気さくでおもしろい 料理を持ってきた女の子に「今日はおかあさんは来てる?」と聞いたら即「いつもお世話になっております はい出ております」って なかなかちゃんと教育できてるじゃん あとでおかあさんにそのことを言ったら「えっ どの子どの子?」「もう顔忘れたわ」「ほんま~ でもだいたいわかるけどな」って 
そんな時はこう言えって教育してるわけじゃないんだ じゃあやっぱりその子は「できた子」だな
 
長い間うちの外注をしていたので会社のこともだいたいわかっていて 「ほんで今あんた会社で何してんの」って言われて 「う~ん こう言っても誰も信用してくれへんねんけどな ほんまに何もしてないんよ パソコンでインターネット見てるだけ」
「ああそう まあ偉ろなったんやな もうあんたより偉いのって社長だけやろ」
「いや社長より偉いかもやで」「ハッハ~ ほんまやなあ あんた昔から偉いもんなあ」.... と関西のおばちゃんの会話が続く
 
おとうさんは今は毎日この店で寝泊まりしているらしく 一度 朝10時頃納入業者からいつもおとうさんが開けてくれている裏口が空いてないと おかあさんに電話がかかって来たそうで、「ああとうとう逝ってまいやったわって思てんけどな 開けるの忘れてただけやねんて ほんまワクワクさせるわ もうそんな歳やからなあ」
おとうさんも「アホか そんな簡単に逝くか!」  楽しいでしょ? 関西人の会話って でも前立腺癌の話して あと1~2年らしいって言ったら「えっ ちょっと待ちいな なんなん1~2年って それほんまなん?」って真顔で心配してくれて「冗談やがな」 「あ~びっくりした あんたええかげんにしいや ほんまか思たわ」 息子は何思いながら聞いてるんだかだけど 昔からこんな人たちばかりと 仕事してきて 今振り返ってみても楽しかったなと 恵まれてたなとつくづく思う 今も恵まれてるしねえ 
 
だからもっと勉強してもっといい大学に行って、いい(給料の多い)会社に行ければよかった... なんてことは一切思わない ほんと今の 今までの人生でよかったと思う
いい大学に行けばいい人生が送れるなんてことは絶対にないからね どこに行こうがすべては自分次第なんだから 「この世で自身の身に起こるすべてのことは 自分自身に原因がある」 のである。