yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

誰のための褒美か

テストで100点取ったら...とか 試合でトライしたら... とか我が家ではなにかにつけ息子に「褒美」というものを与えるが 何々した「ら」と、何々した「から」は同じであろうか? 前者は結果を期待して相手にそれなりの奮起を促す いわば馬の鼻先にニンジンをぶら下げて走らせる類のものであって 褒美ではなく餌である 後者はそういった期待を込めて何かを促すものではなく、「よくやった」という その結果に対する純粋な褒美である

 
ラグビーの試合でトライしたら3万円 と言っても、3万円もらうために頑張るなんてことはあるわけもなく、また頑張ったからトライを取れるというものでも無い
1人でやるゲームではないのだ スポーツの中でも最多の15人でやるゲームなのだから1人だけが頑張ったところで取れるものではないし 金のためにやっているわけではないことは言うまでもない。 ではなぜトライしたら3万円!なんてことを言うのか それはかわいい息子に小遣いをやりたいだけなのだ
 
高校生のひと月の小遣いは どれくらいが適正なのかわからないが、40数年前 僕が高校生の時で3千円 親元を離れての寮生活ということもあって 当時としては少ない方ではなかったと思うが それでも足りず、昼食代としてもらっていた4千5百円を 昼食抜きにして小遣いに当てていた。 だから今息子が嫁さんからもらっている月5千円ではどう考えても足りんだろうと思う まあ家には食うもんが溢れてるんだから 食うに困ることはないはずだが、見ていると自分の好きなお菓子を買ってきたり クラブのあとの飲み食いで全部使ってしまっているようだ クラブは年中無休だから 毎日飲み物1本買っても月3千円や4千円はかかるわけで、周りの友達は裕福な家の子ばかりだから 付き合いにも金はかかるだろう うちはうち 裕福な家庭と同じにはできんけど 子供同士の付き合いで引け目を感じるなんてことがないようにはしてやらなければとは思う かといってほいほい無制限にやるわけにもいかないから 何かにかこつけて... ということになる 要するに寄付と同じで与える側の自己満足にすぎないわけだ 息子のうれしそうな顔を見るだけでこっちもうれしくなるんだから こっちが息子の笑顔という褒美をもらうようなものだ
 
テストで100点とったら...と言われて 言われる前より勉強する様になったかと言えば まったく変わらずであるし、それも最初からわかっている それでも1度学年で1番になったことで 周りから一目置かれることの心地よさや、友達に教えてくれと言われ、そのために自分がちゃんと理解しておかなければならなくなったために 少しだけテスト前の机に座る時間が長くなったかなという気はするが、こっちはそんなことはどうでもよくて また息子の笑顔が見たくて さて今回はどんな条件にしようかと考えるわけだ