yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

そもそも...

株を安く買って高く売る、高く売って安く買い戻す。 売るか買うかだけのことだが、これに資金量や時間軸を絡めると、やり方は多岐にわたるし、アプローチの方法もたくさんある。 対象とする銘柄を徹底的に研究するやり方もあれば、ファンダメンタルはほとんど気にせず、月足のみで判断する方法もある。 

 

月足グラフの値動きを10年 20年と追って見れば、時間軸を長く取る方が有利だという事がわかる。 だが 早く儲けたい一心で、その有利さを無視してしまう。 まあ長い時間軸と言っても限度はある。 大回り10年とはいうが、10年に1回の利食いでいいと言っているわけではない。 1年、2年スパンで計画的に建玉すれば、日々の値動きに動じる事なく精神的にも安定する。 精神的余裕を持つということは物事を有利に運ぶ基本である。 ただ「ある程度まとまった資金があるなら」という条件はつくが...  

 

相場を相手にしているわけだから、相場の状況によって取り方も変わって当然であるし、やりたくない時はやらなくても良いのである。 自分が取れる時に取れるやり方で取れるだけを取れば良いのであって、無理をすれば資金を減らす結果となる。 短期の日柄でクルクル回そうと思うなら、場帳は必須であるし、酒田が有効であることは間違いないが、月足をベースに長い時間軸でやるなら、場帳にこだわる必要すらないのではないかと思う。  

 

僕は買いで取る場合は、基本的に月足ベースで時間軸を長く取って、「1年かけて買って 1年寝かせる」くらいの気持ちでやっているが、それしかやらないわけではない。 過去ログに2018年末から2019年初めの1ヶ月間の買埋をあげているが、下記も同じようなもので、2020年の3月30日から4月3日までの1週間のものである。 2つ目の画像は上の画像の右側に繋がっている。 「源徴あり」の右側の数字が受け渡し金額 つまり損益となっている。

 

1週間で26回の利食いだが、一番長いもので仕掛けから手仕舞いまで1週間、ほとんどは1日〜3日での手仕舞い。 全部で7銘柄だがほとんどがルネサスで、ほぼ日計りに近いがこの時のルネサスは300円台である。 別に今のような天井付近(かどうかは分からないが)でなくても、手が合えば(そういう相場なら)この値位置を売っても取れるし、何を売っても取れるという「時期」はある。 この時期はルネサスの値動きに手があっていたのだろう。

 

人それぞれ得手不得手があるのだから、できないこと(難しいこと)は無理してやらない方が良い。 月足ベースの長い時間軸でゆっくりやる方が有利で簡単なのだから、こんな忙しい売買をやる必要はない。 最近の相場は僕にとっては、こんなやり方で安全に取れる場面だとは思わないので、こんな売買はやっていないが、そんな場面が来れば、またこんなこともやるかもしれない。 相場の様相も変化するのだから、いつでも同じやり方で取れるわけではないのだ。 

 

そもそも 素人が相場を習い始めて、資金も数百万円程度で、まだ練習中の身でありながら、ボラの大きい天井付近の値嵩株ばかりを手がける事自体に首を傾げる。 儲けたい儲けたいが先走るのだろうが、値動きが大きい分当たれば大きく取れることもあるが、外せば損切りも大きい。 資金を5割減らしてしまえば、残りの資金で元に戻すには5割ではなく10割増やさなければならない。 小さい資金を大きく減らしてはいけないのだ。 まあ自分の金だから減らそうが増やそうが大きなお世話かもしれんけどね。

 

明日の値段は誰も分からない。 分からないからどうするのか、どうしなければならないのか... と 謙虚な姿勢で臨めば大きく資金を減らすようなリスクも少なく、小さい利益であっても積み重ねればいつの間にか資金も大きくなる。 相場というのは、その謙虚さを忘れると痛い目にあうという仕組みなっているのである。