yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

うなべと うぞふすい

日本では開いて焼くのが一般的なうなぎだが、昔 ベトナムで台湾人に連れて行ってもらった店で、うなぎをぶつ切りにして焼いたものを食べさせてもらって、それがすごく美味しかった覚えがあったが、日本でぶつ切りのうなぎを出す店があるとは知らなかった。 

暖簾をくぐるといい雰囲気

席に着いたら まずは抹茶と和三盆糖が出てきた。

 

ベトナムではぶつ切りを焼いてそのまま皿に盛って出すだけだったが、ここ「わらじや」では焼いて、ご丁寧に骨を取ってから、焼き葱、庄内麩と春雨が入ったお吸い物の鍋として提供される。 当たり前だがこの出汁がうまい。

 

その後、ぶつ切りではない白焼きと椎茸、牛蒡、人参、三つ葉に、卵やお餅が入った「うぞふすい」

この「うぞふすい」は単品注文も可能らしいが、うなべの単品はないようだ。 今回はこの「うなべ」と「うぞふすい」に白焼半身がついたコースにした。

昼間っから酒飲みながら、こんな美味いもん食えるってのは幸せだ。 

 

サラリーマンをやっていれば、いい事か悪い事かは別にして、「新しいこと」が色々と起こるが、退職して家にいたのではこの「新しい事」というのが起きないのでつまらない。 それで新しい車を買ってみたり、新しい時計を買ってみたりとなる。 あとは食べたことのない新しい美味いものを発見するくらいしか楽しみがない。 旅に出れば新しい発見もあるし、経験もできるかもしれないし、美味いものとも出会える。 寝ていてムカデに這われるといった初めての恐怖体験もできる。 

 

どうしたって長くてもあと15年か20年もしたら、もうこの世から消えてなくなるわけだから、なんとか有意義な時間を... とは思うが、何が有意義なのかもわからない。 ひとつだけはっきりしているのは、息子に何をしてやれるかを考えることが楽しみであり、生きる意味なのかもしれない。 自分のためにすることは、どんな美味いもの食ったって、どんな綺麗な景色を見たって、死んだらそれで終わりで、何も残らないんだから...  息子であれ誰であれ、誰かのために何かができるというのは意味もあるし、その「誰か」がいること、「何か」ができることは幸せなことだなと思う。