翌日 飛騨古川の知り合いのところへ。 あいにくの雨だったが 朝早めに出発して古川の街を散策した。 古川は春の古川祭りと、古い街並みの用水路に鯉が泳いでいる風景が有名。
知り合いは、昔この古川で仕事をお願いしていた縫製工場の事務員をしていた人なのだが、社長もみんないい人で、僕は車で出張で行ってるのに、釣り名人の社員の人がヤマメをたくさん釣ってきてくれて、夕方工場の前で焼いてみんなで宴会を開いてくれて、日本酒をしこたま飲んで帰れなくなって、その事務員のおばちゃんの家に泊めてもらったことがあって、それから年賀状のやり取りだけで２０数年会ってなかったのだけど、それならうちで一緒に昼ご飯をと言ってくれて、お米も野菜も自分の畑で採れたものを色々ご馳走になった。 田舎だけどとても個人の住宅とは思えないような、民宿か？って思うくらい立派な大きな家で、泊めてもらった時も３階の広いワンフロアの真ん中にポツンと布団が敷いてあって、トイレの電灯も感知式で へ〜って思った。
この裏山も自分の敷地らしいが、先日裏庭へ出たら盆栽の棚の下に黒い物があって、何だろって思ったらクマだったんだそうな それでクマも驚いて栗の木に登って降りてこないので、農協に連絡してマタギ？の人が駆けつけて駆除したんだって。 それで撃たれて死んだクマの顔見たらかわいそうになってそう言ったら、撃った人に「そんなこと言わんでよ〜」って言われたって まあどっちの気持ちもわかるよねえ クマも今年は猛暑でドングリが不作で食べ物探して下りてきてるんだろうからねえ。
でも人間にとったら危険だし... そんな話をしていたら窓の外を尻尾の太い犬？ ちゃうわ キツネじゃん！ 嫁さんが写真を撮ろうとしたら気付いて逃げていったけど、どんだけ自然なん？ いやあクマは怖いけど、キツネやリスはほとんど毎日見るんだって クルミを拾ってきて庭先に置いておいたら毎日数が減っていくからおかしいなと思ったら、リスが毎日何個かづつ持っていくらしい。 まあ何とも自然と共存っていうか いいなあ。
白菜やら赤カブやら米やらジャガイモやら お土産をたくさんもらって、まるで田舎の親のところに帰ってきたようだった。
２泊目の夕食は和食
イチジクと梨
今日はいい白子が入ったのでメニューを変更しましたと 松茸と
この椀がむちゃくちゃ美味しかった。
のどぐろとボタンエビと鯛のお刺身
飛騨牛も美味しかった。
嫁さんは肉が食えないので、伊勢海老にしてくれた
お酒は日本酒は５０種類ほど揃えているということだったが、めんどくさいのでお勧めされた「それぞれの料理にペアリングした日本酒８種」というのを頼んだが、聞いてくれた子も日本酒好きで、今までで一番美味しかった日本酒はって聞いたら、爾今と... って 京都の料理屋で飲んだ爾今がうまかったもんねえ 少し甘口でうまいよねえ と話が弾んで、本当は８種１杯づつなんだけど、「これ美味しいわ」と言った３種ほどを無料でお代わりしてくれた。
ご飯は季節柄 松茸ご飯だったが、残りは夜食用におにぎりにでもしましょうかと言われたのでそうしてもらったのだが、お土産に持って帰れるくらいの容器だった。
この和食ならまたこれを食べに泊まりに来たいなと思える。
朝食もコロナの影響か 去年はテーブルいっぱいに色々並んでいたのだが、今回は一つの盆にこじんまりとしたものに変わっていた。 それでも美味しくてこれで十分。
嫁さんの御朱印集めに付き合って訪れた古川の「気多若宮神社」で愛車を１枚。
帰りは名古屋の知り合いを訪ねて一緒に昼食を食べて帰阪。 今回は途中給油なしで帰れた。いつもの軽油９５円のGSで給油 ９００km弱走って６７L。 LXと比べたら燃料代はタダみたいなもんだ。
