yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

長野の宿

稼働率95%予約が取れない宿の秘密

イメージ 1

 帰る時に次の約束をしたくなる

年間稼働率95%、リピーター率80%、一度は泊まってみたい温泉宿として知る人ぞ知る「岩の湯」は、かつては山間の秘湯といわれていた1軒宿です。未だに宿のホームページもないのでどんな宿なのかは、実際に泊まった人にしかわかりません。
なぜ、そんなに予約が取りにくいのかというと、チェックアウトする際に次の予約を入れていくお客様がほとんどなので、18室が次々とうまってしまうということなのです。リピーターの間で“岩の湯マジック”とささやかれる独特の居心地の良さ。それが何かと聞かれると一言で答えるのは難しいのですが、泊まってひと晩過ごした人にしかわからない、ふんわりとした幸福感がある不思議な宿なのです。

イメージ 2

 自分の好きな場所でゆるゆる過ごす

宿には自由に寛げる場所が点在しています。ライブラリーはふかふかソファのリビングのような場所もあれば書斎のようになっている小部屋もあり、それぞれが自分の居心地の良い場所を見つけてのんびりと過ごせます。
空いていれば何度でも入れる貸切温泉が4つと男女別の大浴場もあります。どちらも露天風呂と内湯の2つ以上の浴槽があり、露天は居眠りのできる温度、内湯はちょっと汗ばむ温度にこだわって調整。源泉温度が低いので加温していますが、循環は一切なし。0.1℃単位まで湯量だけで調整ができる仕組みになっているそうです。風呂場の切石の床は床暖房になっていて冬でも足が冷たくないようにしたり、景観も常にお客様目線でチェックして、邪魔な枝はすぐに社長自ら伐採、心地よく過ごしてもらいたいということへの飽くなき追求は限りなく深いのです。
さらに一番の名物が天然の洞窟から滔々と源泉が湧出する仙人風呂。ぬるめの源泉がとめどなく流れる洞窟風呂は老若男女全てが専用の湯浴着で入るので探検気分で楽しめる温泉です。洞窟の奥の静かな場所で体温より少し温かい“ぬる湯”に入っているとストレスやいらないものが全て温泉へ流れて消えていきます。
イメージ 3

幽玄な料亭でいただく夕食

イメージ 4

部屋は和室とミニキッチンがついたリビングやバルコニー。日本旅館の雰囲気を楽しみつつ、別荘のように気兼ねなく過ごせるようにと考えられています。
食事は気分を変えて出かけられるように幽玄な雰囲気の料亭と呼ばれる場所でいただきます。うれしいのは朝食の時間、「食事は何時からご用意ができます」と案内されるのみ。事前に決める必要はなく、目覚めた時の気分で好きな時間に料亭へ行けばよいというのもこの宿のすごさ。ありそうでない仕組みです。
個室のテーブルには野の花と蝋燭、自家農園で無農薬で育てる野菜、信州の山の幸が丁寧に料理され、サプライズを楽しめる盛り付けで登場。温かい料理は取り皿まで温かくでてくるなど手間暇を惜しまない幸せなおもてなし、川の水音や虫の声を聞きながら秋の夜長を楽しむ料理が運ばれます。
イメージ 5

よく予約が取れたものだ 300回電話したけど...
友達の商社マンも2年前に初めて連れて行ってから 嫁さんと2回行っているが、毎回帰る時に次の予約を入れているらしい 次は来年春に行って来ますと言っていた。随分気に入ってくれたもので ますます予約が取りにくくなるな。