日曜日は大事な試合 勝てば年末の花園予選のBシードがほぼ確実だが、相手は去年の花園予選 準決勝で 12 - 40 でボコられたところである。
この大会ではここまで 同じブロックの同じ相手に うちは 66 - 0 相手は 55 - 7 大差がつくと主力を引っ込めたりもするので はっきりとは言えないが、少なくとも力は互角といったところだなと思っていた。 日曜日の朝 息子に「力は互角やろ だから勝ちたいという気持ちが上回った方が勝つ お前がみんなを引っ張っていけ!」と気合を入れた
ベトナム後継も帰国していたのでまた ほぼ強制的に連れていった。 まだ時間があったので、学校の近くのコンビニのイートインでコーヒーを飲んで、駐車場に いつものように 「駐車しないでください」と書いたプラカードを持った1年生がいたので「今日は何対何でどっちが勝つんや?」と聞いたら
「12 - 0 でうちが勝ちます!」
「ゼロはないでゼロは まあ28 - 20で勝ちってとこかなあ」 と言って グランドに向かった。
試合は開始早々先制トライされて 0 - 5 やっぱりダメかと思ったが そこからは粘ってペナルティーゴールを返して 3 - 5、 また取られて 3 - 10
1トライ返して10 - 10で前半終了 やはりほぼ互角の競り合いとなった
後半開始早々 相手のインゴールからのキックをチャージしたボールが こちらのキャプテンの胸にすっぽり そのまま押さえてトライ 15 - 10
でもこの時キャプテンが足を痛めて退場。 その後も一進一退しながら相手の連続攻撃で攻め込まれた場面 いやあ出ました 相手の飛ばしパスを読んで狙っていた息子がジャンプ一番 インターセプト あとは無人の野を行くがごとき 60m独走トライ。 この日200人余りの観客が最も沸いた瞬間であった。
相手インゴール付近で撮影していたが、遠いので油断していた いきなり抜けてきて 初めは息子かどうかもわからなかったが、途中で息子じゃん! 慌ててシャッターを押し続けて25枚連写したがピントが合ったのは3枚だけ かっこよくジャンピングキャッチしたところも撮れなかった。 その日の夜 YouTube にアップされた動画から
ここでインターセプトを狙ってゆっくり流しているのだが、近づきすぎると相手はパスせずに突っ込んでくるし、離れすぎると間に合わない
相手10番がパスの動作に入ると同時に 相手2番目と3番目の間に向けてスタート
相手ラインの2番目がフォワード選手だったので、多分それを飛ばして3番目に飛ばしパスするだろうと読んでいたんだそうな
予想通りの高い軌道の飛ばしパスをジャンプしてキャッチ
あとは誰もいないところを走るのみ
瞬発力はないのでステップは苦手だが、スピードに乗ってしまえば結構速いので誰も追いつけない
たまに後ろを確認しながら
ほぼ中央にTRY! これで 22 - 10 試合を決定づけるトライであった
その後1ペナルティーゴールを追加するものの、1トライ返されて 25 - 17 8点差は1トライ1ゴールでも1点差で逃げ切れるので安心はしていたが、あとはゲーム終了まで攻め続けられヒヤヒヤした。それでもなんとか守りきって終了。
花園常連チームのメンバーなら こんな程度の場面は日常茶飯事なんだろうけど
弱小チームのフォワードとしては一生に1回あるかないかのカッコいい場面である
その日の夜ベッドに入って この場面を繰り返し50回は見たな、昨日も1日見ていた
多分100回以上見たわ ただただ息子に感謝である。