最近手術を控えた患者さんからよく電話がかかってくる
「ベトナムさんはいつ電話しても今いいですかって聞いたら いいですよって言ってくれますけど、役員さんか何かですか?」 「いやいや ただの平リーマンですよ」
来月プレプラン(予行演習)と手術の予定だが、そのプレプランでどんなことされるか不安らしい
「チンチンに管通されて、ケツにもなんか突っ込まれますわ チンチンはちょっと痛いけど大したことないですよ」
「え~ やっぱり! 怖いなあ」
「癌なんですから それくらい我慢しないとね」
「ベトナムさんは そうやって治療されて命を拾ったわけじゃないですか それで今どのように過ごしてらっしゃるんですか?」
「どうって 別に最初から治らんならしょうがないなって思ってましたし、治らんと言われても前立腺癌はすぐ死ぬような癌じゃないから まああの手この手で10年くらいは生きるんやろと 癌にならんでもどうせあと20年もしたら自然に死ぬんですから、20年が10年になったとろで大して変わりませんやん 死ぬまで生きればいいだけって思ってましたから今も同じ、普通に何事もなかったように生きてますよ」
「そうですか 強いなあ 私なんか心配で心配で だからゴルフする気にもなれなくて去年は誘いはみんな断ってたんですよ そしたら仲間内であいつは癌でもうすぐ死ぬらしいって話になってるんですよ」
「まあ噂は悪い方に強調されますからねえ まあでもギリギリ手術が間に合ってよかったですよね 診察も紹介も拒否されてる患者さんのこと考えたらね 全くひどい話です」
電子カルテ不正閲覧問題について 今日病院HPにコメントがあった。
本学医学部附属病院において、電子カルテの不正閲覧に関する報道がありました。
滋賀医科大学医学部附属病院長
松末 吉隆
松末 吉隆
これだけ証拠が上がって記者会見、新聞報道までされているのに よくぬけぬけとこんなことが言えるね 怒りを通り越して呆れるわ