うちは子供ができたのは結婚16年目と遅いので、その息子が結婚して子供ができて、「親の気持ち」がわかる頃には多分もう僕も生きていないのだろう。 だから息子は「孝行したい時に親はなし」を実感するのかもしれないが、生まれて来てくれたことだけで十分孝行である。 そして病気もせずに親より大きく育ってくれて、中学から親の希望するラグビーをやってくれて、かわいい息子の活躍を6年間も撮影する楽しみをくれたのだし、これ以上なんの孝行を望むかってやつだ。
22年前 朝一番に会社の車で外回りに出かけていなかったら... その時車のラジオで「ありがとう浜村淳です」を聞いてなかったら... その日ゲストで来ていた日本で最初の不妊専門の医院を開いたという西川きよし院長が、「子供ができなくてうちの病院に来て本当に最後までできないのはほんの数パーセントです ほとんどはできます。」と話してるのを聞かなかったら... 嫁さんが何も言わずひとりで2年も不妊の病院に通っていなかったら... 「一緒にその病院に行ってみようか」と提案することもなかっただろう。 その西川医院に通い始めて2ヶ月で妊娠。 病院って行ってみるもんだなあと思ったものだ。 流産の危機で入院もしたが、無事生まれてくれた。
僕の両親は僕になんの負担もかけることなく長生きして、親孝行できる時間をくれたし、息子は僕になんの心配もかけずに元気に育ってくれた。 親や子が僕にして欲しいことで、してやれないことは多分ないのだから、親にも子にもできることは全部してやればいい。 あとは嫁さん孝行か? まあ色々事件もあったが終わりよければ全て良しである。 幸い生活費に困るようなことはないので、あとは嫁さんが行きたいところに行って、食いたいもの食える程度の金を少しだけ相場で稼げれば良い。
昨日は前立腺の定期検診 PSAは前回の0.061からさらに下がって0.051 「完治ですね」 まあ手術を受ける前から局所再発率0%の実績の医者の手術を受けるんだから、転移さえなければ再発はないのがわかっているので、当然と言えば当然で改めて特に嬉しいという感情もない。 「転移」ってことになると今より少し時間軸を圧縮した終活を考えなければならないが、これでとりあえずゆっくりとしたいことをできる.... と言ってもこれといってしたいことがないので困る。 考えて出てくるものでもないので、何か思いつくまでブラブラするしかない。 そのうちフッと思いつくだろう。
岡本医師は今月から宇治病院で小線源手術を再開した。 宇治病院の院長や患者会の医療関係者などの尽力で、優秀な放射線医を探して、世界一の治療を再開することができた。 僕の時も手術は初診から1年後だったが、もうすでに1年先まで手術の予定は埋まっているらしい。 相変わらず闘争心バリバリの岡本節を20分も聞かされた。 「僕もベトナムさんも変人だから...」 おいおい 俺は先生ほどの変人じゃないけど.... 変人にはわかる変人の匂いがするんだろうか。
イベルメクチンの話も色々聞いてきた。 何処もかしこも利権まみれでどうにもならんということだな。 そのイベルメクチンが今日届いた。 必要にならないことが一番だが、最後の砦 御守りとして持っておけばいいだろう。