yuipapa日記

相場、車、食 など 日々の出来事を書いています。

練習とは

先物相場で小豆取引をしていた頃 林輝太郎氏の本で上手な人の売買譜を見て ああこういう建て方をするのかと、6限月全てにー1.ー1.ー2.ー2.1ー.1ー という風に建ててみたりしていた。 初めて輝太郎氏に会った時にそれを見て、

「これは鞘取りをしてるのかい」 

「いえそうではありませんが... 」 

「基本の練習というのはもっとシンプルにした方がいい −1.−1.2− 。−1.−1.2− 。あるいは1−.1−. −2 。1−.1−. −2 。を飽きるほど繰り返しなさい。」と言われた。

 

最初は上手な人の譜を見て、こうやるもんなんだと思い込んでしまう。その上手な人と同じことができる、同じようにするのが正解だと勘違いする。 資金量も技量も経験も違うということを忘れてしまうんだね。 同じ技量だとしても資金量が違えば建て方も変わるし、建てた玉に対する精神的な受け止めも全く違う。 受け止めが違えば操作も違ってくる。 精神的に余裕がなければ悪手を打つ。 また資金が同じでも技量が違えば建て方も当然違って当たり前である。 

 

「練習」というのであればシンプルなほうが良い たとえ少ない枚数でも増やしたり減らしたりしながら長期間 玉を維持し続けるのは操作をややこしくするだけで「基礎固め」にはならない。 細かい区切りをつけながら等分割の2分割、不等分割の2分割、等分割の3分割、不等分割の3分割と進んで行く方が、基礎固めとしては良いのではないかと思う。 1ヶ月以内に手仕舞いというルールは1−.1−.−2。を1ヶ月に1回しかやってはいけないということではなく、最長でも1ヶ月以内に区切りをつけるということであって、区切りをつければ同じことを何度でも繰り返して良いのである。

 

練習には初めから制約を設ける方が良い 1ヶ月以内という時間的制約もそうであるが、建て枚数にしても、たとえ小枚数でも1ヶ月以内なら下げたから建てる、また下げたから建てるというような「無限に金のある」建て方では「練習」とは言えない。 資金も技量もあるものが資金管理をしながらどんどん建てて行くのとは違うわけだから あくまで「練習」は一定の制約の下に、建て 落ち を繰り返すのが良いのではないかと思います。 あくまで個人的意見でありますが。